田安殿御傅

延享三寅年ヨリ家老ト稱

#	任免	姓名
1	享保十四酉(1729)閏九月廿八日新番頭ヨリ 同十七子七月十九日卒	森川主殿 土佐守 俊勝
2	同日西丸御先手ヨリ 元文四未(1739)七月十二日辭	伏屋備前守 爲貞
3	享保十六亥(1731)九月十九日町奉行ヨリ、五百石御 加増 元文三午(1738)十二月八日辭	自是三人 諏訪美濃守 頼篤
4	享保十七子(1732)八月七日大目付ヨリ 同廿一辰四月十日辭	興津能登守 越中守 忠閭
5	享保廿一辰(1736)四月廿八日小普請奉行ヨリ、五百石 御加増 元文二巳(1737)閏十一月十四日卒	山岡但馬守 景久
6	元文二巳(1737)閏十一月廿三日日光奉行ヨリ 延享三寅(1746)五月廿一日辭	加藤甲斐守 納泰
7	元文三午(1738)十二月十八日甲府勤番支配ヨリ 寛延四未(1751)三月廿五日御留守居	建部民部少輔 廣充
8	延享三寅(1746)六月十一日御作事奉行ヨリ 同四卯九月十日辭	本多近江守 正庸
9	延享四卯(1747)九月廿三日大目付ヨリ 寶暦三酉三月十四日辭	土屋美濃守 正慶
10	寶暦三酉四月十八日奈良奉行ヨリ 同七丑四月二日辭	石黒日向守 易愼
11	寶暦五亥八月廿八日甲府勤番支配ヨリ 同十二午十月朔日辭	奥田備後守 忠英
12	寶暦七丑六月朔日小普請奉行ヨリ 安永六酉(1777)十二月朔日三百石御加増 天明二寅(1782)十月八日御籏奉行	山木筑前守 正信
13	寶暦十二午十月朔日御小納戸頭取ヨリ、三百石 御加増 安永四未(1775)八月廿日大目付	大屋遠江守 昌富
14	安永四未(1775)八月廿日御勘定奉行ヨリ、兼帶、御役 料千俵別段被下 同年十月廿六日卒	川井越前守 久敬
15	安永四未(1775)十一月四日御勘定奉行ヨリ、兼帶、御 役料千俵被下 同八亥四月十五日御留守居	石谷淡路守 清昌
16	安永八亥(1779)四月廿七日御勘定奉行ヨリ、兼帶、御 役料千俵被下 天明二寅(1782)十一月朔日大目付	安藤彈正少弼 惟要
17	天明二寅(1782)十一月二日御勘定奉行ヨリ、兼帶、御 役料千俵被下 同六午閏十月五日御役被召放、御加増之内半知 被召上、小普請入、逼塞	松本伊豆守 秀持
18	天明二寅(1782)十月廿日小普請組支配ヨリ 同七未十一月十二日大目付	戸川山城守 逵和
19	天明七未(1787)二月十五日新番頭ヨリ 寛政六寅(1794)九月十一日西丸御小性組番頭格奥勤	蜷川相摸守 親文
20	天明七未(1787)十一月十二日御勘定奉行ヨリ 寛政四子(1792)九月十日御鎗奉行	青山但馬守 成存
21	寛政四子(1792)九月十日御先手ヨリ 同十一未八月七日西丸御小性組番頭格、奥勤	松平伊勢守 近言
22	寛政六寅(1794)九月十四日御先手ヨリ 文化四卯(1807)二月廿六日出精相勤候ニ付、三百石御 加増 同六午四月廿九日御留守居	佐野豐前守 政親
23	寛政十一末八月七日御小納戸頭取ヨリ 同十二申正月九日卒	根來内膳正 長郷
24	寛政十二申(1800)四月十四日佐渡奉行ヨリ 文化十一戌(1814)十一月九日西丸御小性組番頭	山本伊豫守 茂孫
25	文化六巳(1809)四月廿九日御目付ヨリ 同十四丑正月十一日大目付	石谷周防守 清豐
26	文化十一戌(1814)十二月八日御普請奉行ヨリ 文政八酉(1825)四月廿八日御留守居	柳澤佐渡守 殖〔聽〕信
27	文化十四丑(1817)正月廿日御目付ヨリ 文政八酉(1825)八月廿八日大目付	村上監物 大和守 義雄
28	文政八酉(1825)六月十五日京都町奉行ヨリ 天保八酉(1837)十二月廿二日御留守居	牧備後守 丹波守 義珍
29	文政八酉(1825)八月廿八日御目付ヨリ 同十一子九月廿九日西丸御書院番頭	柴田三左衞門 出雲守 勝明
30	文政十一子(1828)十月十五日御普請奉行ヨリ 同十三寅十一月廿四日西丸御籏奉行	大河内肥前守 政長
31	文政十三寅(1830)十二月二日寄合ヨリ、元大坂町奉行 天保五午(1834)十一月 日卒	高井山城守 實徳
32	天保五午(1834)十二月朔日田安殿側用人ヨリ、新番頭 格家老並勤方 同八酉二月九日西丸御留守居	山中又兵衞 壹岐守 盛征〔行〕
33	天保八酉(1837)二月九日御小納戸頭取ヨリ、五百石高 御加増 同十亥四月七日尾州殿手元用向兼可相勤、同月 廿六日席ハ御留守居次席、御役料別段千俵被下 同十二丑十月十三日尾州家萬端折合候ニ付、兼 勤之儀御免 同年十一月晦日御籏奉行	朝倉播磨守 俊光
34	天保九戌(1838)正月十四日御作事奉行ヨリ 同十四卯五月朔日出精相勤候ニ付、御留守居 次席 同十五辰九月七日大目付	渡邊甲斐守 能登守 輝綱
35	天保十亥(1839)四月七日長崎奉行ヨリ 同十二丑八月晦日西丸御小性組番頭	久世伊勢守 廣正
36	天保十二丑(1841)十二月十五日西丸御留守居ヨリ、家 老並 同十三寅十一月十七日五百石高御加増被成下、 家老本役 弘化元辰(1844)十二月廿四日御鎗奉行	山中壹岐守 盛征〔行〕
37	天保十五辰(1844)十月朔日右衞門督殿用人ヨリ、新番 頭格家老並、貳百俵高御加増被或下 弘化二巳(1845)三月廿四日辭	土屋鐵四郎 大膳 大膳亮 登呈〔里〕
38	弘化元辰(1844)十二月廿四日御留守居次席大目付ヨリ 同四未十月廿四日御留守居	渡邊能登守 輝綱
39	弘化二巳(1845)五月九日日光奉行ヨリ 安政二卯(1855)八月九日御留守居	堀田土佐守 正路
40	弘化四未(1847)十月廿八日小普請組支配ヨリ 嘉永元申(1848)八月十六日卒	室賀壹岐守 能登守 正仲
41	嘉永元申(1848)九月十日御目付ヨリ 同五子七月十日西丸御留守居	松平式部少輔 長門守 對馬守 近詔
42	嘉永五子(1852)七月十日御勘定奉行ヨリ 安政二卯(1855)八月廿七日卒	一色丹後守 豐後守 直休
43	安政二卯(1855)八月九日御勘定奉行ヨリ 同四巳七月廿四日大目付	田村伊豫守 顥彰〔顯影〕
44	安政二卯(1855)八月晦日御小納戸頭取ヨリ 同五午八月二日西丸御留守居	朝比奈甲斐守 昌壽
45	安政四巳(1857)七月廿四日御留守居次席御勘定奉行ヨ リ、席之儀是迄之通リ 同年十一月廿三日辭	松平河内守 近直
46	安政四巳(1857)十二月三日(御勘定奉行|長崎奉行)兼帶ヨリ 同五午七月八日外國奉行	水野筑後守 忠徳
47	安政五午(1858)七月十一日御作事奉行ヨリ 文久二戌(1862)十一月廿四日御役御免、勤仕並寄合	河野對馬守 豐前守 近江守 通訓
48	安政五午(1858)八月六日大目付ヨリ、再役、勤候内千 俵高御足高被下 萬延元申(1860)四月廿三日本家盤三郎願之通リ藏米千 三百俵足、貳千俵高ニて御奉公被仰付、依之勤 候内取來御足高三百俵只今迄之通被下之 同年十二月廿四日西丸御留守居	田村伊豫守 顯彰〔影〕
49	萬延元申(1860)十二月廿四日小普請奉行ヨリ 文久元酉(1861)八月廿五日卒	荒尾石見守 成允
50	文久元酉(1861)七月廿一日大目付ヨリ 同三亥四月五日御留守居	平賀駿河守 勝足
51	文久二戌(1862)十二月十八日御鎗奉行ヨリ 元治元子(1864)五月廿四日御籏奉行	坂井右近將監 政輝
52	文久三亥(1863)八月十三日大目付ヨリ 元治元子(1864)七月十日大目付	松平對馬守 正之
53	元治元子(1864)五月廿四日御小納戸頭取ヨリ 同年十月廿三日御小性組番頭格御用御取次見習	朝倉播磨守 俊徳
54	元治元子(1864)七月廿八日寄合肝煎ヨリ 同年十一月十九日大目付	松平備中守 康正
55	元治元子(1864)十一月朔日勤仕並寄合ヨリ、元堺奉行 慶應二寅(1866)十月廿四日御役御免、勤仕並寄合	鳥居越前守 忠善
56	元治元子(1864)十一月十九日大目付ヨリ 慶應二寅(1866)六月十五日講武所奉行	土井出羽守 備中守 利用
57	慶應二寅(1866)六月十五日御留守居ヨリ、再役 同三卯五月十三日御役御免、勤仕並寄合	平賀駿河守 勝足
58	慶應二寅(1866)十月廿四日御側御用御取次ヨリ、再役 同月廿六日御留守居上席 同三卯十二月廿八日御役御免、勤仕並寄合	朝倉播磨守 俊徳
59	慶應三卯(1867)五月十三日御作事奉行ヨリ 同年十二月二日御役御免、勤仕並寄合	水野伊勢守 忠全
60	慶應三卯(1867)十二月二日大坂町奉行ヨリ 同四辰二月十六日御作事奉行	竹内大隅守
61	慶應三卯(1867)十二月廿八日御勘定奉行ヨリ	溝口伊勢守 勝如
62	慶應四辰(1868)二月十六日勤仕並寄合ヨリ、再勤	水野伊勢守 因幡守 忠全