歩兵奉行

文久二戌年十二月初而被仰付、場所高三千石、席
之義は御勘定奉行之上

#	任免	姓名
1	文久二戌(1862)十二月朔日御勘定奉行ヨリ、兼帶 同月十日講武所御用取扱 同三亥四月廿三日辭	高貮千七百石 小栗豐後守 忠順
2	文久三亥(1863)五月朔日歩兵頭ヨリ 同年同月廿五日京都表え爲御用罷越 元治元子(1864)八月一日陸軍奉行並	高貳千五百石 溝口伊勢守 勝如
3	文久三亥(1863)六月廿二日西丸御留守居格講武所炮術 師範役ヨリ 元治元子(1864)十月十二日西丸御留守居格講武所炮術 師範役	高九百石 下曾根甲斐守 信之
4	元治元子(1864)六月廿一日歩兵頭ヨリ、並、即日野州 邊え爲討手被遣 同年七月廿一日御役御免、逼塞之旨於立花出雲 守宅申渡	高千五百石 藤澤志摩守 次謙
5	元治元子(1864)七月廿三日講武所奉行並ヨリ、兼帶 同年九月廿八日大目付	高千六百石 黒川近江守 盛泰
6	元治元子(1864)十月五日歩兵頭ヨリ、並 同二丑四月八日本役 同年五月御進發御供 慶應三卯(1867)九月廿日辭	高貮千石 小出播磨守 英道
7	元治二丑(1865)四月六日歩兵頭ヨリ 同年五月前同斷 慶應三卯(1867)十二月廿八日御留守居	高貳千二百石 河野伊豫守 對馬守 通俰〔和〕
8	慶應元丑(1865)五月十一日寄合ヨリ、元大目付 同年閏五月八日講武所奉行並兼帶 同年六月十九日講武所奉行並	高千八百石 駒井甲斐守 朝温
9	慶應二寅(1866)八月五日(町奉行|外國奉行)兼帶ヨリ 同年十一月四日騎兵奉行	高貳千五百一石九斗 山口駿河守 直毅
10	慶應二寅(1866)八月八日於大坂歩兵頭ヨリ、並 同三卯十二月廿八日本役 同四辰三月朔日御留守居	高三百俵 富永相摸守
11	慶應二寅(1866)十一月十五日歩兵頭ヨリ、並 同三卯正月八日奥詰銃隊頭	高三千五百石 久世下野守 廣道
12	慶應三卯(1867)正月十九日御軍艦奉行ヨリ、再役 同年五月六日陸軍奉行並	高千五百石 藤澤志摩守 次謙
13	慶應三卯(1867)五月朔日歩兵頭ヨリ、並 同年九月七日本役 同年十二月 日於大坂陸軍奉行並	高千五百石 戸田肥後守
14	慶應三卯(1867)十月廿三日寄合ヨリ、再役 同四辰二月九日辭	高貳千石 小出播磨守 英道
15	同日製鐵奉行並ヨリ、並 同年十二月廿八日本役 同四辰三月六日辭	高貳千四百石 向井豐前守 伊豆守
16	慶應三卯(1867)十二月十二日歩兵頭ヨリ、並 同四辰二月十九日辭	高貳千石 城和泉守
17	(線ハ朱書) 慶應三卯(1867)十二月 日於大坂、元京都町奉行 ヨリ	高三千石 高力主計頭
18	慶應三卯(1867)十二月 日於大坂歩兵頭ヨリ、並 同四辰正月三日戰爭之節打死	高四百石 佐久間近江守
19	慶應三卯(1867)十二月 日於大坂御目付ヨリ、並 同四辰二月九日御役御免、勤仕並寄合	高三千石 牧野土佐守
20	慶應三卯(1867)十二月 日於大坂歩兵頭ヨリ、並 同四辰四月 日撒兵奉行並兼帶	高三百俵 横田伊豆守
21	慶應四辰(1868)二月廿八日歩兵頭ヨリ	高五十俵 大鳥圭助
22	慶應三卯(1867)十二月 日於大坂歩兵頭ヨリ、並	高貳千七百四十三石餘 徳山出羽守
23	慶應四辰(1868)閏四月五日歩兵奉行格遊撃隊頭並ヨ リ、遊撃隊頭被仰付、當御役兼帶	高 井上八郎