御軍艦奉行

安政六未年二月初而被仰付、場所高貮千石、諸大
夫場、席之儀外國奉行次席、慶應三卯年正月廿一
日向後軍艦奉行ト唱、場所高三千石、席之儀町奉
行之次と被仰出

#	任免	姓名
1	安政六未(1859)二月廿四日外國奉行ヨリ 同年八月廿七日思召有之御役御免、部屋住、御 切米被召上、差扣可在旨、於稻垣長門守宅申渡	高三百俵 永井玄蕃頭 尚忠
2	安政六未(1859)八月廿八日(御勘定奉行|外國奉行)兼帶ヨリ、御勘定 奉行兼帶是迄之通、外國御用重ニ可取扱旨 同年十月廿八日西丸御留守居	高五百石 水野筑後守 忠徳
3	安政六未(1859)十一月四日小普請奉行ヨリ 文久二戌(1862)八月廿四日外國奉行	高二百俵 井上信濃守 清直
4	安政六未(1859)十一月廿八日御軍艦奉行並ヨリ 萬延元申(1860)五月八日亞墨利加國ヨリ歸府 同年十二月朔日亞國え罷越骨折ニ付、金十枚、 時服三、別段之譯以御扶持方二十人扶持被下 文久三亥(1863)九月廿六日辭	高二百俵 木村圖書 攝津守 嘉毅
5	文久二戌(1862)閏八月十五日大御番頭ヨリ、講武所奉 行次席 同三亥六月 日卒	高一萬石 内田主殿頭 正德
6	文久三亥(1863)八月十四日講武所奉行ヨリ 同年十月十一日甲府勤番支配	高二千石 松平備後守 乘原
7	元治元子(1864)五月十四日御軍艦奉行並ヨリ、御作事 奉行次席、大坂御舟手御廢ニ付同所水主其外共 御預リ 同年十一月十日御役御免	高百俵 勝麟太郎 安房守
8	元治元子(1864)五月廿五日神奈川奉行ヨリ 同年六月廿九日大坂町奉行	高貳千八百石 堀伊賀守 利孟
9	元治元子(1864)十二月十八日御勘定奉行ヨリ 同二丑二月廿一日御役御免	高貳千七百石 小栗上野介 忠順
10	元治二丑(1865)二月二日御軍艦奉行並ヨリ 慶應元丑(1865)十一月十九日外國奉行兼帶 同二寅五月 日大目付え轉、當御役其儘兼帶 同年十月廿四日大目付御免、當御役其儘相勤、 席之儀是迄之通リ 同年十一月十日家督 同三卯六月十七日辭	高貳千石 木下謹吾 大内記 利義
11	元治二丑(1865)四月十五日御軍艦奉行並ヨリ 慶應二寅(1866)正月七日外國奉行	高千百石 石野式部 筑前守
12	慶應元丑(1865)閏五月朔日御鎗奉行ヨリ 同年七月八日清水小普請組支配	高千二百石 岡部駿河守 長常
13	慶應二寅(1866)五月廿八日寄合ヨリ、再勤 同四辰正月廿八日陸軍總裁	高百俵 勝安房守
14	慶應二寅(1866)十月十五日御軍艦奉行並ヨリ 同三卯正月十九日歩兵奉行	高千五百石 藤澤志摩守
15	慶應三卯(1867)六月廿四日軍艦奉行並ヨリ、再役 同四辰二月十八日(付箋)軍艦「海軍」所頭取	高貳百俵 木村兵庫頭 嘉毅
16	慶應三卯(1867)十月十四日軍艦奉行並ヨリ、御側左衞 門尉悴 同四辰二月十九日辭	赤松左京 播磨守