御書物奉行

寛永十年之頃
大猷院樣御代始而當役被仰付四人也

#	任免	姓名
1	寛永十年之頃	星合伊左衞門
2	同	西尾加右衞門
3	同	三雲平左衞門
4	寛文六午(1666)六月廿一日願御免	關兵左衞門
5	寛文元丑(1661)五月廿六日小十人組ヨリ	淺羽三右衞門
6	寛文三卯(1663)十月廿六日 延寶元丑(1673)十一月廿九日願御免	星合太郎兵衞
7	寛文八申(1668)六月廿七日御腰物方ヨリ	長谷川九兵衞
8	寛文九酉(1669)九月十三日新御番駒井右京組ヨリ	服部甚大夫
9	延寶二寅(1674)十一月廿四日 貞享元子(1684)二月四日願御免	池田勘兵衞
10	延寶八申(1680)十月十一日大御番土屋兵部少輔組ヨリ 元祿十丑(1697)八月二日大坂御弓奉行	荒尾平三郎
11	貞享元子(1684)五月廿五日同松平主計頭組ヨリ 元祿七戌(1694)三月十九日願御免	松永太郎右衞門
12	同日新御番松平右近將監組ヨリ 元祿八亥(1695)四月十九日願御免	廣戸藤右衞門
13	元祿七戌(1694)三月十九日(富士見|御寶藏)番ヨリ 正德四午(1714)七月 日死	内川傳次郎
14	元祿八亥(1695)四月十九日御賄頭ヨリ	酒井七郎左衞門
15	元祿十丑(1697)八月二日大久保御用屋敷奉行ヨリ 正德元卯(1711)五月廿三日願御免	比留勘右衞門
16	寶永六丑(1709)十月十九日西丸御書物奉行ヨリ 享保六丑(1721)八月 日死	平井五右衞門
17	同日同斷ヨリ 享保十四酉(1729)十月 日死	淺井半右衞門
18	正德元卯(1711)六月四日奥御右筆ヨリ 享保六丑(1721) 月 日死	松田金兵衞
19	正德四午(1714)七月廿一日大御番稻垣長門守組ヨリ 享保十七子(1732)正月十一日御船手	堆橋主計
20	正德五未(1715)十二月廿二日奥御右筆ヨリ 享保二酉(1717)七月十四日御免	高階半三郎
21	享保六丑(1721)閏七月廿九日大御番太田隱岐守組ヨリ 元文五申(1740)八月四日切手御門番之頭	奈佐又助 四兵衞
22	同日小普請組有馬内膳支配ヨリ 同十巳六月 日死	川窪齋宮
23	享保八卯(1723)十一月廿二日奥御右筆ヨリ、利〔和〕學元來 候ニ付年々五十兩宛被下 同十三申五月 日死	下田幸大夫
24	享保十巳(1725)七月十一日大御番森川下總守組ヨリ 同十七子十一月九日御膳奉行	松村左兵衞
25	享保十三申(1728)五月十六日新御番大岡忠四郎組ヨリ 同十九寅正月十一日元方御納戸頭	松波金五郎
26	享保十四酉(1729)正月廿六日大御番小堀備中守組ヨリ 寛保三亥(1743)二月十四日死	水原次郎右衞門
27	享保十七子(1732)二月十五日御腰物方ヨリ 寶暦七丑十二月十五日西丸御裏門番之頭	川口頼母
28	同年五月二日大御番酒井紀伊守組ヨリ 同十九寅三月 日死	淺井左衞門
29	享保十九寅(1734)三月十二日評定所儒者ヨリ 寛延二巳(1749)二月二日老衰ニ付願御免、金二枚被下	桂山三郎左衞門
30	享保十寅(1725?)八月八日儒者ヨリ 明和二戌(1765?)四月 日西丸御裏門番之頭	深見金兵衞 新兵衞
31	元文五申(1740)九月六日小普請北條新藏支配ヨリ 寛延三午(1750)十一月廿九日老衰ニ付願御免	小田切治大夫
32	寛保三亥(1743)三月十日西丸表御右筆ヨリ 寛延三午(1750)十二月 日死	近藤源次郎
33	寛延二巳(1749)三月五日大御番水谷出羽守組ヨリ 寶暦十二午二月 日死	大岡五平次
34	寛延三午(1750)十二月廿五日同中根大隅守組ヨリ 同四未 月 日死	曲淵惣兵衞
35	同日表御右筆ヨリ 明和二酉(1765)十一月七日老衰願御免	服部金左衞門
36	寛延四未(1751)十月廿七日大御番中根大隅守組ヨリ 安永九子(1780)四月六日願御免	本郷與惣右衞門
37	寶暦八寅正月十六日西丸新御番高井飛騨守組ヨリ 明和四亥(1767)正月廿九日老衰願御免、金二枚被下	中根傳左衞門
38	寶暦十二午三月四日小普請松平藤九郎支配ヨリ 安永六酉(1777)二月廿二日同斷ニ付御免、同斷	徳力藤八郎
39	明和二戌(1765?)五月廿七日評定所儒者ヨリ 安永六酉(1777)二月三日同斷ニ付御免、同斷	土田清助
40	明和二酉(1765)十二月九日小普請松平藤九郎支配ヨリ 安永八亥(1779)十一月 日死	長谷川主馬
41	明和四亥(1767)二月十六日評定所勤役儒者ヨリ 同六丑十月 日死	青木文藏
42	明和六丑(1769)十一月廿七日小普請市橋大膳支配ヨリ 天明三卯(1783)七月廿四日御船手	人見又兵衞
43	安永六酉(1777)二月十日御賄頭ヨリ 寛政六寅(1794)六月廿四日願御免、金二枚被下	野尻助四郎
44	安永六酉(1777)三月十七日御作事下奉行ヨリ 天明二寅(1782)六月九日願御免	中岡半九郎
45	安永八亥(1779)十二月廿六日天文方ヨリ 天明六午(1786)七月十二日老衰ニ付願御免、金貳枚被下	佐々木文次郎 改吉田四郎三郎
46	安永九子(1780)六月十日小普請松平志摩守支配ヨリ 寛政七卯(1795)五月廿九日富士見御寶藏番之頭	間宮三郎右衞門
47	天明二寅(1782)七月 日御鳥見組頭ヨリ 寛政七卯(1795)六月十八日願御免	中村六右衞門
48	天明三卯(1783)八月廿一日小普請永井監物支配ヨリ 寛政九巳(1797)四月十五日西丸切手御門番之頭	松平加賀右衞門
49	天明六午(1786)八月廿四日評定所儒者ヨリ 寛政八辰(1796)三月三日願御免	萩生小三郎
50	寛政六酉(1794?)九月十三日小普請阿部大學支配ヨリ	野田彦之進
51	寛政七戌(1795?)六月五日御書物奉行格奥詰儒者ヨリ 奥詰是迄之通リ	成嶋仙藏
52	寛政七戌(1795?)七月十七日小普請阿部大學支配ヨリ	盆嶋藤之助
53	寛政九巳(1797)六月五日大御番新庄駿河守支配ヨリ	長崎四郎左衞門
54		河田安右衞門
55		鈴木安次郎
56		近藤重藏
57		高橋作左衞門
58	天保九戌(1838)十一月十二日二丸御留守居	林式部
59	同十五辰三月廿九日(富士見|御寶藏)番之頭	中山榮太郎
60	天保九戌(1838)六月十日御代宮	篠田藤四郎
61	天保十亥(1839) 嘉永四亥(1851)四月八日御裏門御切手番之頭	水野新左衞門
62	天保九戌(1838)七月九日御鳥見ヨリ 弘化五申(1848)三月二日辭	黒野源太左衞門
63	天保十二丑(1841)十一月五日小普請組河内采女正組ヨリ 弘化四未(1847)七月廿八日大坂御弓奉行	小林七三郎 半右衞門
64	天保十三寅(1842)十月十六日天文方ヨリ 弘化二巳(1845)十月三日有故御預ケ	澁川六藏
65	天保十五辰(1844)四月三日小普請組水野式部支配ヨリ 元燒火之間御番 嘉永四亥(1851)五月十九日西丸御切手番之頭	金井伊大夫
66	弘化四未(1847)七月廿八日大坂御弓奉行ヨリ 嘉永三戌(1850)四月八日林奉行	石川良左衞門
67	弘化五申(1848)三月九日小普請組松平美作守支配ヨリ 嘉永六丑(1853)三月九日御廣敷番之頭	佐山源右衞門
68	嘉永四亥(1851)五月十日日光奉行支配組頭ヨリ 同五子四月 日列	蒔田又三郎
69	嘉永四亥(1851)七月廿一日佐渡奉行支配組頭ヨリ 安政二卯(1855)五月十二日玉藥奉行	木村董平
70	嘉永四亥(1851)八月十四日學問所勤番組頭ヨリ 安政五午(1858)十一月廿七日出精相勤候ニ付布衣 同六未十一月六日老衰ニ付辭、時服三被下	石井内藏丞
71	嘉永五子(1852)七月八日二條御藏奉行ヨリ 文久三亥(1863)三月 日死	武嶋安左衞門
72	嘉永六丑(1853)五月二日御代官ヨリ 文久元酉(1861)九月七日辭	嶋田帶刀
73	安永二卯(1773?)二月五日日光奉行支配組頭ヨリ 元治元子(1864)六月十九日願之通御役御免、隱居	中井太左衞門
74	安政四巳(1857)正月廿二日御腰物方講武所出役ヨリ 同五午正月十一日御船手	庄田金之助
75	安政四巳(1857)十二月廿九日奥御右筆ヨリ 月 日死	中神順次
76	安政五午(1858)二月四日御藏奉行ヨリ 同六未四月七日二條御藏奉行	神尾安太郎
77	安政五午(1858)七月九日御賄頭次席御徒目付ヨリ 同六未九月十日思召有之御役御免、差扣可罷在 旨於本多越中守宅申渡	平山謙二郎
78	安政六未(1859)十一月十七日御賄頭次席小普請方ヨリ 文久二戌(1862)十二月廿日御勘定吟味役	黒坂丹助
79	安政七申(1860)正月廿七日御裏門御切手番之頭ヨリ 文久元酉(1861)六月十日老衰ニ付辭、時服二被下	布衣 江連小市右衞門
80	萬延元申(1860)十月廿九日大坂(御弓奉行|御具足奉行)兼帶ヨリ 文久三亥(1863)九月十日開成所頭取	花井彌之助
81	文久二戌(1862)十二月廿四日洋書調役組頭ヨリ 同三亥十一月四日御納戸頭	小田又藏
82	文久三亥(1863)十一月六日新御番松下大學組御系譜調 出役ヨリ 慶應二寅(1866)十一月十七日御役御免、勤仕並小普請入	渥美豐次郎
83	同日寄場奉行ヨリ、永々御目見以上 慶應二寅(1866)十一月十八日御役御免、勤仕並小普請	鹽野谷善次
84	元治元子(1864)二月廿二日表御臺所頭ヨリ、永々御目 見以上 慶應二寅(1866)十一月十八日右同斷	榊原藤一郎
85	元治元子(1864)三月廿八日大御番高木主水正組林家書 物御用出役ヨリ 慶應二寅(1866)十一月十八日右同斷	山田萬助
86	慶應二寅(1866)三月廿二日關東郡代附組頭ヨリ 同年十一月十八日右同斷	石川次左衞門

御書物奉行被廢止、御書物并組同心者林大學頭え
引渡候樣被仰出候事