陸軍奉行並

文久三亥年七月初而被仰付、場所高三千石、席之
儀ハ御小性組番頭之次、老中支配、慶應二寅年十
一月十七日場所高五千石、席之儀駿府御城代之上
と被仰出

#	任免	姓名
1	文久三亥(1863)七月十日寄合ヨリ、元歩兵奉行 同年同月廿九日御役御免、勤仕並寄合	高貳千七百石 小栗豐後守 忠順
2	文久三亥(1863)八月二日御勘定奉行ヨリ、兼帶 同月十四日陸軍奉行並 元治元子(1864)八月十九日思召有之御役御免	高三百俵 川勝丹波守 廣運
3	元治元子(1864)八月廿一日歩兵奉行ヨリ 同年十一月十二日松前伊豆守長州表ええ爲御用罷 越候ニ付附添 慶應元丑(1865)五月御進發御供 同年七月十七日於大坂陸軍奉行	高貳千五百石 溝口伊勢守 勝如
4	慶應元丑(1865)五月廿三日小普請組石川又四郎支配、 並同樣、辰之助父、隱居 同年閏五月十六日出精相勤候ニ付御切米三百俵 被下 同年八月十日並、御切米千俵被下 同二寅九月廿七日外國奉行	淺野伊賀守 美作守 氏祐
5	慶應二寅(1866)六月廿日神奈川奉行ヨリ、寄合刑部養 父隱居 同年八月五日海軍奉行並	高御切米千俵 小笠原筑後守 長常
6	慶應二寅(1866)八月十一日大目付ヨリ、兼帶 同年十二月三日海軍奉行並	高千八百石 駒井甲斐守 朝温
7	慶應二寅(1866)九月十六日高家ヨリ 同三卯正月十九日海軍奉行並	高貮千七百石 從五位下侍從 織田宮内大輔 信愛
8	慶應二寅(1866)十月八日於京都陸軍奉行ヨリ、席之儀 是迄之通リ 同三卯十月廿六日於京都若年寄並陸軍奉行	高五千石 竹中丹後守 重固
9	同日於京都同斷ヨリ、席高共是迄之通リ 同三卯正月十六日於京都御勘定奉行	高貳千五百石 溝口伊勢守 勝如
10	慶應二寅(1866)十月十五日講武所奉行ヨリ 同三卯正月十九日若年寄陸軍奉行	高貮萬石 石川若狹守 總管
11	慶應二寅(1866)十一月廿六日講武所奉行ヨリ 同三卯三月朔日御奏者番	高一萬貳千石 遠藤但馬守 胤城
12	慶應二寅(1866)十二月三日騎兵奉行ヨリ 同三卯六月五日外國奉行兼帶 同月廿八日外國惣奉行並	高貳千五百一石八斗 山口駿河守 直毅
13	慶應三卯(1867)正月十九日海軍奉行並ヨリ 同四辰正月廿八日御留守居	高千八百石 駒井甲斐守 朝温
14	慶應三卯(1867)三月廿二日御勘定奉行ヨリ、兼帶 同月上京 同年四月七日於京都若年寄並陸軍奉行	海軍奉行並支配辰之助父隱居 淺野美作守 氏祐
15	慶應三卯(1867)五月六日歩兵奉行ヨリ 同四辰正月廿四日陸軍副總裁	高千五百石 藤澤志摩守 次謙
16	慶應三卯(1867)六月十日寄合ヨリ、元外國奉行 同四辰正月廿八日大目付	高百俵 合原左衞門尉 義直
17	慶應三卯(1867)六月廿一日詰並ヨリ、元大御番頭 同四辰二月十九日辭	高一萬千石 戸田長門守 忠行
18	慶應三卯(1867)十月廿九日御奏者番ヨリ 同四辰二月 日辭	高八萬貳千石 松平右京亮 輝照
19	慶應三卯(1867)十一月廿五日御奏者番ヨリ 同四辰二月 日辭	高三萬石 松平能登守 乘命
20	慶應三卯(1867)十二月廿八日御勘定奉行ヨリ、兼帶 同四辰正月十五日御役御免、勤仕並寄合	高貳千七百石 小栗上野介 忠順
21	慶應三卯(1867)十二月 日於大坂元京都町奉行ヨリ 同四辰二月九日御役御免	高五千石 大久保主膳正
22	慶應三卯(1867)十二月 日於大坂歩兵奉行ヨリ 同四辰正月廿八日御役御免、勤仕並寄合	高千五百石 戸田肥後守
23	慶應四辰(1868)正月五日町奉行ヨリ 同月廿二日大目付	高貳千五十石 駒井相摸守 信興
24	慶應三卯(1867)十二月 日於大坂元京都町奉行ヨリ 同四辰正月廿八日御役御免、勤仕並寄合	高三千石 高力主計頭
25	慶應四辰(1868)二月廿六日歩兵頭ヨリ	高百五拾俵 松平太郎

陸軍奉行並支配組頭

慶應二寅年八月初而被仰付

#	任免	姓名
26	慶應二寅(1866)八月五日元小普請組本多寛司支配組頭 ヨリ 月 日	大岡治兵衞
27	同日同藪盆次郎支配組頭ヨリ 同三卯十月廿五日御留守居支配組頭	佐藤平三郎
28	同同土屋釣之丞支配組頭ヨリ 同斷	村上譯五郎
29	同日同人支配組頭過人ヨリ 同斷	諏訪部寅五郎
30	慶應二寅(1866)十一月十八日講武所奉行支配組頭ヨリ 同斷	柴田勇橘

陸軍所修行人教授方頭取

慶應二寅年十一月十八日初而被仰付

#	任免	姓名
31	慶應二寅(1866)十一月十八日西丸御留守居格講武所炮 術師範役ヨリ、西丸御留守居格	高九百石 下曾根甲斐守 信之
32	同日新番頭格同斷ヨリ、新番頭格 同三卯十月廿四日撒兵奉行並	高貳千石 松平備後守 石見守 乘原
33	慶應二寅(1866)十一月廿日西丸御留守居格講武所炮術 師範役ヨリ、西丸御留守居格	高貳千石 山口近江守 直邦
34	慶應二寅(1866)十一月廿九日歩兵頭並格講武所炮術師 範役ヨリ、席是迄之通リ	高三百俵 飯田庄藏
35	同日同斷ヨリ、同斷	高三百俵 榊原鏡次郎