御簾中樣 御廣鋪番之頭

天保十二丑年十一月廿一日姫君樣西丸え御入輿ニ
付御附被仰付、御簾中樣御廣敷番之頭と唱、嘉水
元申年六月十日天親院樣御逝去ニ付同年七月十六
日ヨリ西丸御廣敷番之頭と唱、同二酉年十一月廿
二日再姫君樣西丸え御入輿ニ付御附被仰付、御簾
中樣御廣敷番之頭と唱、同三戌六月廿四日澄心院
樣御逝去ニ付、同年七月より西丸御廣敷番之頭と
相唱

#	任免	姓名
1	天保十二丑(1841)十一月廿一日西丸御廣敷番之頭ヨリ 嘉永三戌(1850)九月廿九日出精相勤候ニ付百俵高御加 増被成下 同五子閏二月廿二日辭	梶川清次郎 次郎右衞門
2	同日同斷ヨリ 嘉永五子(1852)六月廿六日西丸御切手番之頭	栗原六右衞門
3	同日同斷ヨリ 同十三寅八月五日御本丸	倉地新平
4	同日同斷ヨリ 同十三寅二月十三日御本丸	江連小市右衞門
5	同日同斷ヨリ 嘉永五子(1852)三月卅日西丸御裏門番之頭	鈴木柔左衞門
6	同日同斷ヨリ 同十三寅八月五日御本丸	大岡源右衞門
7	天保十三寅(1842)二月十三日御書院番大久保紀伊守組 ヨリ 弘化二巳(1845)八月廿二日御本丸	村田鍾之助 幾三郎
8	天保十三寅(1842)八月五日御納戸組頭ヨリ 同十四卯閏九月十六日御本丸	太田源三郎
9	同日新御番大澤主馬組ヨリ 嘉永二酉(1849)四月六日御本丸	榊原善右衞門
10	天保十四卯(1843)閏九月廿八日燒火之間御番ヨリ 嘉永二酉(1849)十一月十八日御本丸	石卷猪十郎
11	弘化二巳(1845)八月廿二日御材木石奉行ヨリ、永々御 目見以上 嘉永二酉(1849)四月六日御本丸	四村珉助
12	嘉永二酉(1849)四月六日御天守番之頭ヨリ 同四亥十二月十九日御本丸	鈴木莊五郎
13	同日御廣敷御用達ヨリ 同五子六月廿九日西丸御普請掛リ 同六丑六月九日御本丸	波多野鋸之助
14	嘉永二酉(1849)十一月十八日西丸御切手番之頭ヨリ 同三戌六月 日死	矢田堀又藏
15	嘉永三戌(1850)六月廿二日誠順院樣御用達ヨリ、永々 御目見以上 同五子十二月十日西丸御切手門番之頭	鳥山喜左衞門
16	嘉永四亥(1851)十二月十九日評定所留役ヨリ 同五子六月廿九日西丸御普請掛リ 同六丑十月廿一日御移徙ニ付御本丸え被召連	豊田榮次郎
17	嘉永五子(1852)三月十三日御勘定組頭ヨリ 同年十二月十日富士見御寶藏番之頭	成瀬藤右衞門
18	嘉永五子(1852)五月九日御天守番之頭ヨリ、西丸御切 手番之頭省吾悴 同六丑十月廿一日前同斷	豐藤五十助
19	嘉永五子(1852)六月廿六日西丸御切手番之頭ヨリ 同六丑十月廿一日前同斷	余語金八郎
20	嘉永五子(1852)十二月十日西丸御切手番之頭ヨリ 同六丑十月廿一日前同斷	祖父江孫輔
21	同日富士見御寶藏番之頭ヨリ 同六丑十月廿一日前同斷	大谷木吉之丞

常憲院殿御母堂桂昌院樣御附 三丸御廣敷番之頭

#	任免	姓名
22	元祿二已五月六日	森彦右衞門
23	同年十月二日 御役御免	由田傳之助
24	元祿六酉(1693)十月九日百俵御加増ニ而御同所樣御用人	青木小左衞門
25	元祿五申(1692)八月 日御免	筒井武右衞門
26	元祿六酉(1693)十月九日百俵御加増ニ而御同所樣御用人	守能五郎左衞門
27	元祿元辰(1688)十月廿一日御本丸ヨリ 同十丑 月 日死	太田助之淮
28	同日西丸ヨリ	荻原喜左衞門
29	同年十月廿六日小普請ヨリ	伏見又兵衞
30	元祿四未(1691)三月十六日御納戸組頭ヨリ	三輪八郎左衞門
31	元祿五申(1692)八月廿三日	武川善兵衞
32	元祿九子(1696)八月廿三日小普請ヨリ、五拾俵御加増	松田又兵衞
33	同日御廣敷添番ヨリ	中澤惣右衞門
34	同日張番ヨリ	森彌五左衞門
35	元祿十巳(1697?)〔丑〕閏二月十日小普請奉行ヨリ	前田八右衞門
36	元祿十二卯(1699)十月十三日添番ヨリ、百五拾俵御加 増、貳百五拾俵高被成下、其後五十俵御加増 同十七子〔申〕正月廿一日貳百俵御加増、五百石高被 成下 寶永二酉(1705)六月廿一日御逝去ニ付小普請入	守能吉兵衞