長崎奉行

慶長六丑年始而被仰付、壹人役、寛永十酉年ヨリ
貳人役ニ成ル、享保三寅年ヨリ三人役、元祿十一
卯年ヨリ四人役成、正德三巳年ヨリ又三人役、同
四午年ヨリ貮人役成リ、御目付壹人宛副役半年代
リ、享保六丑年副役止ム

#	任免	姓名
1	慶長六丑(1601)年任、唐津城主拾貳萬石、子孫天草陣 以後改易被仰付潰ル	御代官 寺澤志摩守 廣高
2	慶長八卯(1603)	同 小笠原一菴
3	慶長十巳(1605)年	御代官 長谷川羽右衞門 重治
4	慶長十九寅(1614)年	同 長谷川左兵衞 藤廣
5	元和二辰(1616)年	同 長谷川權六郎
6	寛永三寅(1626)年御目付ヨリ 元和五未(1619)二月五日大坂町奉行	是ヨリ奉行 水野河内守 守信
7	元和六申(1620)七月廿日元御目付ヨリ任、后御小性組 番頭	仙石大和守 久隆
8	寛永二丑(1625)八月朔日任、府内城主二萬石 同九申年長崎町人之妻奪、依之同十 酉年御預ケ、同十一戌九月切腹	竹中采女正 重興

寛永十酉年十一月四日ヨリ貳人役、曾我又左衞
門・今村傳四郎被仰付、但寛永十酉年ヨリ慶安年
中迄ハ假役ニ而歸ル、是分明也

#	任免	姓名
9	寛永十酉(1633)二月十四日御目付ヨリ 同十一戌五月十八日又御目付え歸役 同年七月朔日大坂町奉行	曾我又左衞門 古祐
10	寛永十一戌(1634)五月十八日御書院番與頭ヨリ 同十五寅十一月十日辭	榊原左衞門 飛騨守 職直
11	寛永十五寅(1638)十一月十日御目付ヨリ、五百石御 加増 同十七辰六月十三日辭	大河内善兵衞 正勝
12	寛永十七辰(1640)六月十三日御使番ヨリ、御普請奉行 兼役 同十九午 月 日卒	柘植三四郎 平右衞門 正時
13	寛永十九午(1642)十月廿六日御目付ヨリ 慶安三寅(1650)十二月十七日辭	山崎權八郎 正信
14	慶安三寅(1650)十一月十九日御目付ヨリ、五百石御加増 寛文五巳(1665)三月十三日辭	黒川與兵衞 丹波守 正直
15	寛文五巳(1665)三月十三日御目付ヨリ、五百石御加増 同六午二月十七日卒	稻生七郎右衞門 正盛
16	寛文六午(1666)三月十九日御先手ヨリ 同十一亥五月朔日辭	松平甚三郎 隆見
17	寛文十一亥(1671)五月六日御目付ヨリ 天和元酉(1681)四月九日辭	牛込忠左衞 勝登
18	天和元酉(1681)五月十五日御目付ヨリ 貞享三寅(1686)十一月四日辭	宮城監物 和庸
19	貞享四卯(1687)二月十六日御先手ヨリ 元祿七戌(1694)十一月十四日辭	山岡十兵衞 對馬守 景助
20	元祿八亥(1695)二月五日御目付ヨリ 同十五午閏八月十五日町奉行	丹羽五左衞門 遠江守 長守
21	元祿十五午(1702)十月十五日御目付ヨリ 寶永八卯(1711)四月二日辭	別所孫右衞門 播磨守 常治
22	寶永八卯(1711)四月十二日西丸御留守居ヨリ 享保二酉(1717)四月十二日辭	大岡備前守 清平
23	享保二酉(1717)五月廿八日御使番ヨリ 同十二未閏正月十一日辭 元文三午(1738)三月子作十郎亂心ニ而妻切害、家斷絶	日下部作十郎 丹波守 轉貞
24	享保十二未(1727)閏正月十五日新番頭ヨリ 同十四酉五月十三日辭	渡邊外記 出雲守 永倫
25	享保十四酉(1729)六月廿八日奈良奉行ヨリ 元文元辰(1736)九月十八日於道中卒	細井因幡守 安明
26	元文元辰(1736)十月廿八日佐渡奉行ヨリ 寛保三亥(1743)正月十一日御勘定奉行	萩原源左衞門 伯耆守 義雅
27	寛保三亥(1743)正月十一日佐渡奉行ヨリ 延享三寅(1746)四月於長崎卒	松波平右衞門 備前守 正房
28	延享三寅(1746)五月朔日御目付ヨリ 寛延四未(1751)二月十三日御免	安部主計頭 一信
29	寛延三午(1750)七月廿三日長崎御目付被仰付 同九月彼地え行 同四未七月奉書以長崎奉行被仰付 寶暦七丑六月朔日御勘定奉行	菅沼新三郎 下野守 定秀
30	寶暦六〔七〕丑六月朔日御目付ヨリ 同十三未五月十日御作事奉行	正木大膳 志摩守 康恒
31	寶暦十三未六月朔日山田奉行ヨリ 明和元申(1764)八月 日卒	(忠移) 大岡美濃守 忠禁
32	明和元申(1764)〔二酉〕正月廿六日小普請奉行ヨリ 安永三午(1774)十一月廿六日御作事奉行	新見加賀守 正榮
33	安永四未(1775)六月八日佐渡奉行ヨリ 天明三卯(1783)三月朔日御作事奉行	柘植三藏 長門守 正寔
34	天明三卯(1783)四月十九日大坂町奉行ヨリ 同四辰五月十八日於長崎卒	土屋駿河守 守直
35	天明四辰(1784)七月廿六日京都町奉行ヨリ 同五巳七月十二日卒	土屋伊豫守 正延
36	天明五巳(1785)七月廿四日小普請奉行ヨリ 同七未三月十二日大目付	松浦和泉守 信種
37	天明七未(1787)三月十二日御目付ヨリ 寛政元酉(1789)六月十二日新番頭	末吉善左衞門 攝津守 利隆
38	寛政元酉(1789)閏六月十二日御目付ヨリ 同四子閏二月 日於長崎卒	永井伊織 筑前守 直廉
39	寛政四子(1792)三月朔日御目付ヨリ 同九巳十一月廿二日御普請奉行	平賀式部少輔 貞愛
40	寛政十午(1798)五月十六日佐渡奉行ヨリ 同十二未〔申〕正月廿八日新番頭	朝比奈治左衞門 河内守 昌始
41	享和元酉(1801)四月十二日大坂町奉行ヨリ 文化四卯(1807)八月七日卒	成瀬因幡守 正孝
42	文化四卯(1807)三月晦日御目付ヨリ 同五辰八月於長坂卒〔崎力〕	松平伊織 圖書頭 康英
43	文化六巳(1809)三月五日堺奉行ヨリ 同十酉五月九日小普請奉行	土屋紀伊守 讃岐守 紀伊守 廉直
44	文化十酉(1813)五月十二日御作事奉行ヨリ 同十二亥六月十二日新番頭	牧野大和守 成傑
45	文化十二亥(1815)六月十七日御勘定吟味役ヨリ、三百 俵高御加増被成下 同十四丑六月卅日西丸鎗奉行	松山惣右衞門 伊豫守 直義
46	文化十四丑(1817)七月廿一日御目付ヨリ 文政四巳(1821)正月廿九日町奉行	筒井佐次右衞門 和泉守 政憲
47	文政四巳(1821)正月廿九日御目付ヨリ 同十亥閏六月廿四日西丸御留守居	土方八十郎 出雲守 勝政
48	文政十亥(1827)閏六月廿四日御目付ヨリ 天保四巳(1833)五月廿日小普請奉行	大草主膳 能登守 高好
49	天保四巳(1833)六月廿日大坂町奉行ヨリ 同十亥四月七日田安殿家老	久世伊勢守 廣正
50	天保十亥(1839)四月七日御留守居番次席御勘定吟味役 ヨリ、三百俵高御加増被成下 同十二丑四月十五日御勘定奉行	田口五郎左衞門 加賀守 喜行
51	天保十二丑(1841)四月廿八日御目付ヨリ 同十四卯七月朔日山田奉行	柳生伊勢守 久包

右伊勢守久包跡役不被仰付、伊澤美作守一人役、
長崎え在留、御目付一人宛年々九月交代長崎在勤
ニ被仰付、弘化三午五月より再二人役成

#	任免	姓名
52	弘化三午(1846)閏五月六日御目付ヨリ 嘉永元申(1848)五月廿六日西丸御留守居	平賀三五郎 信濃守 勝定
53	嘉永元申(1848)五月廿六日御目付ヨリ 同年十月三日於長崎卒	稻葉清次郎 出羽守 正申
54	嘉永元申(1848)十一月朔日小普請奉行ヨリ 同三戌五月廿五日於長崎卒	大屋遠江守 明啓
55	嘉永三戌(1850)七月八日御普請奉行ヨリ 同年十一月廿五日御勘定奉行	一色丹後守 直休
56	嘉永三戌(1850)十一月廿九日小普請奉行ヨリ 同六丑四月廿八日西丸御留守居	牧志摩守 義制
57	嘉永六丑(1853)四月八日浦賀奉行ヨリ 安政元寅(1854)十二月廿四日御勘定奉行	水野筑後守 忠篤 改忠徳
58	安政二卯(1855)五月朔日大坂町奉行ヨリ、三百俵高ニ 御加増被成下 同四巳正月廿二日小普請奉行	川村對馬守 修就
59	安政四巳(1857)正月廿二日御目付ヨリ 同年四月十五日駿府町奉行	大久保右近將監 忠寛
60	安政四巳(1857)四月廿五日御勘定奉行ヨリ、兼帶 同年五月廿日爲御用長崎ニ罷越、十一月十一日 歸府 同年十二月三日田安中納言殿家老	水野筑後守 忠徳
61	安政四巳(1857)十二月廿八日御目付ヨリ 同五午四月十日長崎表商法御改正ニ付諸事折居 候迄兩三年も詰越可相勤旨 文久元酉(1861)十一月十六日外國奉行	岡部駿河守 長常
62	文久二戌(1862)六月五日御目付ヨリ 同年七月三日彼地え在住被仰付 同三亥六月十二日於大坂大目付え轉、即日當御 役兼帶	大久保嘉平次 豐後守 忠恕
63	文久三亥(1863)六月 日柳之間席ヨリ 元治元子(1864)九月廿一日願之通リ御役御免	大村丹後守 純熈
64	文久三亥(1863)七月廿三日御目付ヨリ 同年同月廿九日御目付え歸役	杉浦正一郎 勝靜
65	文久三亥(1863)九月八日神奈川奉行ヨリ 同年十一月廿八日騎兵奉行	京極能登守 高朗
66	元治元子(1864)十月十一日歩兵頭ヨリ 慶應元丑(1865)九月十三日外國奉行兼帶 同二寅六月十五日長崎兼帶御免	朝比奈伊賀守 甲斐守 昌廣
67	慶應二寅(1866)三月七日御目付ヨリ 同三卯十二月十二日御役御免	徳永主税 石見守 昌新

#	任免	姓名
68	寛永十酉(1633)二月十四日御目付ヨリ、下田奉行兼帶 同十一戎五月十八日辭	今村傳四郎 正長
69	寛永十一戌(1634)五月十八日御使番ヨリ 同十五寅十一月十日御作事奉行	神尾内記 備前守 元勝
70	寛永十五寅(1638)十一月十日御目付ヨリ 承應元辰(1652)正月廿八日辭	馬場三郎左衞門 利重
71	承應元辰(1652)二〔正〕月廿八日御使番ヨリ 萬治三寅(1660?)〔子〕六月〔五〕日卒	甲斐庄喜右衞門 丹波守 正述
72	萬治三子(1660)六月廿一日御使番ヨリ、千三百石御 加増 寛文二寅(1662)四月廿二日御勘定奉行	妻木彦右衞門 頼照
73	寛文二寅(1662)五月朔日御目付ヨリ 同七未閏七月廿九日辭 〔六午正月晦日〕	(利木) 嶋田久太郎 出雲守 守政
74	寛文六午(1666)二〔三〕月十九日御使番ヨリ、五百石御加増 同十二寅三月十二〔十七〕日辭	(通成) 河野權右衞門 通定
75	寛文十二寅(1672?)三月晦日御使番ヨリ、五百石御加増 延寶八申(1680)三月十二日御役御免	岡野孫次郎 貞朝
76	延寶八申(1680)三月廿五日御目付ヨリ、五百石御加増 貞享三寅(1686)七月十三日五百石御加増 元祿三午(1690)十二月廿六日任官、御役料四千俵被下 同六酉十二月十九日町奉行	川口源左衞門 攝津守 宗恒
77	元祿七戌(1694)正月十一日御先手ヨリ 同十四巳十二月朔日大付	近藤五左衞門 備中守 用高
78	元祿十五午(1702)正月十一日御目付ヨリ、五百石御 加増 寶永六酉(1709?)〔丑〕九月廿九日辭	(直允) 永井采女 讃岐守 直囿
79	寶永七寅(1710)正月廿九日御目付ヨリ、三百石御加増 正德五未(1715)十月七日御作事奉行	久松忠次郎 備後守 定持
80	正德五未(1715)十一月七日御使番ヨリ、三百石御加増 享保十一午(1726)五月廿五日辭	石河三右衞門 土佐守 政卿〔郷〕
81	享保十一午(1726)五月廿八日御目付ヨリ、三百石御 加増 同十七子八月七日大目付	三宅大學 周防守 康敬
82	享保十七子(1732)八月七日御目付ヨリ 同十九寅二月四日御役被召放	大森半七郎 山城守 時長
83	享保十九寅(1734)二月八日佐渡奉行ヨリ 寛保二戌(1742)三月廿八日西丸御留守居	窪田肥前守 景厖
84	寛保二戌(1742)三月廿八日佐渡奉行ヨリ 延享五辰(1748)六月廿日西丸御留守居	田付又四郎 阿波守 忠任
85	延享五辰(1748)六月廿日御勘定奉行ヨリ、兼役 寶暦二申二月十五日兼帶御免、五百石御加増、 同所御用掛リ、御役料千俵被下 同三酉二月十五日兩度御加増被召上、御役被召 放閉門、小普請入	松浦河内守 信正
86	寶暦三酉二月十五日御目付ヨリ 同四戌四月九日御勘定奉行	大橋五左衞門 近江守 親義
87	寶暦四戌四月九日御目付ヨリ 同十辰六月廿三日御勘定奉行	坪内權之助 駿河守 定央
88	寶暦十辰六月廿三日御目付ヨリ 同十二午五月廿九日願之通御役御免	大久保荒之助 土佐守 忠興
89	寶暦十二午六月六日御勘定奉行兼役 明和七寅(1770)六月十七日三百石御加増、兼帶御免	石谷備後守 清昌
90	明和七寅(1770)六月十七日御普請奉行ヨリ、三百石高 御加増 安永二巳(1773)年於長崎卒	夏目和泉守 信政
91	安永二巳(1773)七月十八日御目付ヨリ 同四未十一月十七日御作事奉行	桑原善兵衞 伊豫守 盛員
92	安永四未(1775)十二月三日浦賀奉行ヨリ 天明四辰(1784)三月十二日御勘定奉行	久世平九郎 丹後守 廣民
93	天明四辰(1784)三月十二日佐渡奉行ヨリ 同六未二月四日卒	戸田主膳 出雲守 氏孟
94	天明六末二月廿日西丸御目付ヨリ 寛政二戌(1790)三月廿八日御勘定奉行格被仰付 同年 月家來御仕置被仰付儀ニ付閉門被仰付 同四子七月朔日御先手	水野要人 若狹守 忠通
95	寛政五丑(1793)二月廿四日日光奉行ヨリ 同七卯二月五日御普請奉行	高尾伊賀守 信福
96	寛政七卯(1795)二月五日御目付ヨリ 同九巳二月十二日御勘定奉行	中川勘三郎 飛騨守 忠英
97	寛政九巳(1797)三月廿四日大坂町奉行ヨリ 同十午十二月十二日御勘定奉行兼帶 同十一未十一月於長崎卒	松平石見守 貴弘
98	寛政十一未(1799)十二月廿四日御勘定吟味役ヨリ 文化三寅(1806)正月晦日小普請奉行	肥田十郎兵衞 豐後守 頼常
99	文化三寅(1806)三月四日京都町奉行ヨリ 同九申二月十二日御勘定奉行	曲淵和泉守 甲斐守 景露
100	文化九申(1812)二月十七日御目付ヨリ 同十三子六月廿四日御勘定奉行	遠山左衞門尉 普景
101	文化十三子(1816)六月廿四日佐渡奉行ヨリ 文政元寅(1818)四月廿七日新番頭	金澤瀬兵衞 大藏少輔 千秋
102	文政元寅(1818)四月廿八日御目付ヨリ 同五午六月十四日御作事奉行	間宮猪左衞門 筑前守 信興
103	文政五午(1822)六月十四日松前奉行ヨリ 同九戌五月廿四日新番頭	高橋駿河守 重賢
104	文政九戌(1826)六月十七日日光奉行ヨリ 同十三寅五月十日御持頭	本多佐渡守 正收
105	文政十三寅(1830)五月廿八日山田奉行ヨリ 天保七申(1836)六月七日西丸御留守居	牧野長門守 成文
106	天保七申(1836)七月 日御目付ヨリ 同十三寅二月十七日御勘定奉行	戸川播麿守 安清
107	天保十三寅(1842)三月廿八日浦賀奉行ヨリ 弘化二巳(1845)正月奉書以而其地市中其外取締宜趣ニ 付、御小性組番頭格式被仰付候 同年十二月三日西丸御留守居	伊澤美作守 政義
108	弘化二巳(1845)十二月三日御目付ヨリ 嘉永二酉(1849)八月四日町奉行	井戸大内藏 對馬守 覺弘
109	嘉永二酉(1849)九月廿四日禁裏附ヨリ 同五子五月十五日西丸御留守居	内藤安房守 忠明
110	嘉永五子(1852)五月十五日御目付ヨリ 同七寅五月九日小普請奉行	大澤仁十郎 豐後守 定宅 改秉哲
111	嘉永七寅(1854)五月九日御目付ヨリ 安政四巳(1857)閏五月廿二日奉書以常々出精相勤、其 上諸蠻度々來舶、貿易筋之儀舊規御改革之次第 も有之、不成一通心配骨折候ニ付、別段之思召 以御勘定奉行次席被仰付 同年七月十六日奉書以其地御用も多候ニ付當年 不及參府、來九月中迄其儘在勤可致旨被仰出 同六未九月十日小普請奉行	荒尾土佐守 石見守 成允
112	文久元酉(1861)三月廿二日西丸御留守居ヨリ 同年五月十二日小普請奉行	朝比奈甲斐守 昌壽
113	文久元酉(1861)五月十二日御勘定吟味役ヨリ 同二戌八月十六日思召有之御役御免	高橋美作守 和貫

文久二戌年七月三日大久保豐後守忠恕長崎表在住
被仰付候ニ付美作守跡役不被仰付候事

#	任免	姓名
114	文久三寅(1863?)四月廿六日御小納戸頭取ヨリ 慶應二寅(1866)八月十二日御勘定奉行	服部長門守 左衞門佐 常純
115	慶應元丑(1865)八月十日日光奉行ヨリ、三人役ニ成 同三卯十二月十二日御役御免	能勢大隅守 頼之
116	慶應三卯(1867)八月十五日御勘定奉行並ヨリ 同年九月十五日御勘定奉行格 同四辰正月廿四日外國軍務副總裁	河津伊豆守 祐邦

長崎奉行並

慶應元乙丑年閏月朔日初而被仰付、場所高千石、
御役料五百俵、席之儀神奈川奉行並之次

#	任免	姓名
117	慶應元丑(1865)閏五月朔日御持頭ヨリ 同年六月十九日歩兵頭	合原伊勢守 義直
118	慶應元丑(1865)七月十日寄合ヨリ、御使番中務悴、元 陸軍奉行並 同年同月晦日辭	川勝美作守 廣運
119	慶應四辰(1868)正月廿五日長崎奉行支配組頭ヨリ 同年二月廿三日御役御免、勤仕並寄合	中臺信太郎