美濃國御郡代

始上方御郡代ト號、布衣之者も有之、或は御代官
ニ而布衣不被仰付も有之打交リ

#	任免	姓名
1	元和三巳(1617)正月十一日任、元加藤左馬頭家臣 寛永六巳(1629)年山田奉行兼帶 同八未年辭	岡田伊勢守 善固
2	寛永八未(1631)年寄合ヨリ 同廿未年辭	杉田九郎兵衞
3	寛永二十未(1643)年寄合ヨリ 萬治三子(1660)五月晦日御勘定奉行	將監 岡田豐前守 善次
4	萬治三子(1660)六月十五日大御番組頭ヨリ 寛文元丑(1661)五月廿六日辭	名取半左衞門
5	寛文元丑(1661)五月廿六日寄合ヨリ 同四辰七月三日辭	竹中左京
6	寛文四辰(1664)七月三日 天和三亥(1683)七月八日辭	杉田九郎兵衞
7	天和三亥(1683)十月十日御小性組ヨリ 貞享二丑(1685)五月十五日辭	甲斐庄四郎右衞門
8	貞享二丑(1685)七月廿一日御勘定組頭ヨリ 元祿十二卯(1699)二月二日辭	岩出藤左衞門
9	元祿十二卯(1699)二月十一日御勘定組頭ヨリ 享保三戌(1718)七月十九日御勘定吟味役兼帶 同十七子二月十一日辭	辻六郎左衞門 守三
10	享保三戌(1718)七月十九日御代官ヨリ 同廿卯六月 日卒	辻新七郎 甚太郎
11	享保廿卯(1735)八月十日御勘定吟味役ヨリ、兼帶 元文二巳(1737)九月五日辭	井澤彌惣兵衞 爲永
12	元文二巳(1737)十一月十一日御勘定組頭ヨリ 延享三寅(1746)七月十八日丹後え場所替	瀧川小右衞門
13	寛保三亥(1743)六月廿五日御勘定組頭ヨリ 寶暦八寅十一月朔日金森兵部少輔一件ニ付御役 被召放、小普請入	青木次郎九郎
14	寶暦八寅十二月廿九日御代官ヨリ 明和三戌(1766)二月七日老衰ニ付御免	千種清右衞門
15	明和三戌(1766)二月七日御小性組ヨリ、直ニ父跡被 仰付 天明六午(1786)五月 日卒	千種六郎右衞門
16	天明六午(1786)八月四日父跡式被下置、即日父之跡被 仰付 寛政元酉(1789)六月廿五日不埓之儀有之ニ付遠嶋被 仰付	千種鐵十郎
17	寛政元酉(1789) 月 日御代官ヨリ 同三亥正月十五二丸御留守居	辻六郎左衞門
18	寛政三亥(1791)三月十一日御勘定組頭ヨリ 同七卯七月五日布衣被仰付 同十一未八月七日御勘定吟味役	鈴木門三郎 正勝
19		辻六郎左衞門
20	御代官ヨリ	松下内匠
21	御代官ヨリ	野田斧吉
22	天保七申(1836)正月十六日御代官ヨリ 嘉永四亥(1851)十月八日二丸御留守居	柴田善之丞
23	嘉永四亥(1851)十月廿九日御代官ヨリ 同七寅正月廿四日御郡代布衣被仰付 慶應三卯(1867)八月十三日辭	岩田鍬三郎
24	慶應三卯(1867)九月十四日寄合ヨリ、元御勘定吟味役 同四辰四月廿四日御役御免	屋代増之助 忠良