禁裏附

與力五騎
同心二十人

#	任免	姓名
1	寛永二十未(1643)八月晦日女院附ヨリ始而被仰付 承應二午(1653?)三月 日卒	天野豐前守 長信
2	承應二午(1653?)十一月廿八日御目付ヨリ、千石御加増 寛文十一亥(1671)二月十八日御作事奉行	青木新五兵衞 遠江守 義綱
3	寛文十一亥(1671)二月五日御使番ヨリ、千石御加増 延寶元丑(1673)二月十三日京都町奉行	前田半右衞門 安藝守 直勝
4	延寶元丑(1673)三月九日御目付ヨリ、千石御加増 同七未十二月 日御役御免	石谷五右衞門 長門守 武清
5	延寶八申(1680)二月六日御書院番安藤壹岐守組與頭ヨ リ、千石御加増 貞享三寅(1686)五月廿八日卒	石川彦五郎 信濃守 成久
6	貞享三寅(1686)六月廿七日御使番ヨリ、千石御加増 元祿十一寅(1698)五月廿八日辭	久留嶋左兵衞 出雲守 通定
7	元祿十一寅(1698)五月廿八日御目付ヨリ、千石御加 増、此時交代止常詰成ル 正德三巳(1713)二月廿九日京都町奉行	山口孫次郎 安房守 直重
8	正德三巳(1713)二月廿九日御目付ヨリ、千石御加増 享保八卯(1723)三月九日辭	小宮山庄九郎 丹後守 昌方
9	享保八卯(1723)四月六日御使番ヨリ、是ヨリ御加増 止、御足高御役料成ル 元文四未(1739)七月朔日御持頭	松平石見守 忠一
10	元文四未(1739)七月朔日御徒頭ヨリ 寛保二戌(1742)六月六日勤方不宜御役被召放小普請入 閉門之旨、於板倉佐渡守御宅申渡	曾根五郎兵衞 因幡守 景年
11	寛保二戌(1742)六月十五日御小性組大岡土佐守組與頭 ヨリ 寛延四未(1751)十月廿八日小普請組支配	田中一郎右衞門 出羽守 勝方
12	寛延四未(1751)十月廿八日御先手ヨリ 明和四亥(1767)正月十五日御普請奉行	長田山城守 越中守 元鋪
13	明和四亥(1767)正月廿八日御使番(持頭)ヨリ 安永六酉(1777)六月十五日御籏奉行	天野助次郎 近江守 正景
14	安永六酉(1777)六月廿一日御使番ヨリ 天明五巳(1785)三月廿九日辭	渡邊喜右衞門 筑後守 直
15	天明五巳(1785)四月十一日御先手ヨリ 寛政元酉(1789)七月廿八日御持頭	建部甚右衞門 大和守 廣般
16	寛政元酉(1789)七月廿八日御廣敷御用人ヨリ 同六寅九月十六日宮内卿殿家老	有田與九郎 播磨守 貞勝
17	寛政六寅(1794)十月三日御目付ヨリ 同十午十月十六日辭	神保四郎右衞門 紀伊守 長孝
18	寛政十午(1798)十二月廿三日新番頭ヨリ、部屋住、御 留守居甲斐守惣領 同十一未十二月廿七日奉書以而京都町奉行	曲淵和泉守 景露
19	寛政十二申(1800)正月十一日御先手ヨリ 享和元酉(1801)四月廿八日於京都卒	加藤玄蕃 相摸守 則陳
20	享和元酉(1801)五月朔日御先手ヨリ 文化六巳(1809)八月二日新番頭	池田雄次郎 筑前守 政貞
21	文化六巳(1809)八月十二日佐渡奉行ヨリ 同十五寅四月廿四日日光奉行	土屋長三郎 筑後守 正備
22	文政元寅(1818)五月十九日西丸新番頭ヨリ 同五午十二月朔日西丸御留守居	渡邊喜右衞門 筑後守 幸
23	文政五午(1822)十二月朔日西丸御目付ヨリ 同十亥八月九日奉書以而京都町奉行	松平左金吾 伊勢守 定朝
24	文政十亥(1827)八月十七日兵部卿殿家老ヨリ 同十一子六月廿四日御持頭	後藤佐渡守 行明
25	文政十一子(1828)七月八日西丸御目付ヨリ 天保四巳(1833)七月八日新番頭	野一色外記 信濃守 義儔
26	天保四巳(1833)七月八日西丸御目付ヨリ 同八酉十二月廿七日西丸御持頭	中根平十郎 壹岐守 正摸
27	天保九戌(1838)正月廿八日西丸御目付ヨリ 同十三寅九月 日奉書以而京都町奉行	田村隼人 伊勢守 顯彰
28	天保十三寅(1842)十一月八日西丸御目付ヨリ 弘化三午(1846)六月二日卒	渡邊小膳 筑後守 尚
29	弘化三午(1846)七月廿八日御先手ヨリ 嘉永二酉(1849)九月廿四日長崎奉行	内藤安房守 忠朋
30	嘉永二酉(1849)十月八日御使番見廻兼帶ヨリ 同六丑十二月廿六日奉書ヲ以京都町奉行	岡部主税 備後守 豐常
31	嘉永七寅(1854)正月廿二日御目付ヨリ 萬延元申(1860)六月十九日禁裏より重御用被仰進候ニ 付、右爲守護參府、同日京發、同年八月十四日 歸京、同年十一月來春和宮樣御下向御供被仰付 文久元酉(1861)九月十四日御普請奉行	大久保彦左衞門 大隅守 忠良
32	文久元酉(1861)八月十五日神奈川奉行ヨリ 同二戌七月廿七日奉書以京都町奉行	瀧川播磨守 具知
33	文久二戌(1862)五月十八日御目付ヨリ 元治元子(1864)二月十五日京都町奉行	小栗右膳 長期守 下總守 政窒
34	文久三亥(1863)十二月廿八日新番頭ヨリ 元治元子(1864)九月五日御役御免	粕屋筑後守 義明
35	元治元子(1864)三月十六日御目付ヨリ 慶應二寅(1866)十月 日於京都同所町奉行	遠山隱岐守 資尹
36	慶應二寅(1866)十一月四日御勘定奉行次席外國奉行 ヨリ 同年同月廿日辭	菊地伊豫守 隆吉
37	慶應三卯(1867)六月 日於京都御目付ヨリ 同年十二月九日御目付	岡部三右衞門 肥前守

#	任免	姓名
38	寛永二十未(1643)八月晦日御目付ヨリ、千石御加増 萬治元戌(1658)三月朔日辭	高木善七郎 伊勢守 久延
39	萬治元戌(1658)五月十五日御目付ヨリ、千石御加増 寛文二寅(1662)七月十八日卒	(須猶) 小田切喜兵衞 美濃守 順〔須〕直
40	寛文二寅(1662)八月十九日御目付ヨリ、千石御加増 延寶二寅(1674)六月廿九日辭	服部久右衞門 備後守 具常
41	延寶二寅(1674)七月九日御使番ヨリ、千石御加増 天和元酉(1681)六月十九日御役召放	牧野數馬 攝津守 成時
42	天和元酉(1681)八月廿二日御先手ヨリ、千石御加増 貞享四卯(1687)十月十三日御鎗奉行	佐野吉之丞 修理大夫 正行
43	貞享四卯(1687)十月十五日御目付ヨリ、千石御加増 元祿九子(1696)三月廿八日辭	須田市兵衞 大隅守 盛輔
44	元祿九子(1696)三月廿八日御目付ヨリ、千石御加増 同十四巳八月十八日大坂町奉行	松野八郎兵衞 壹岐守 河内守 助義
45	元祿十四巳(1701)八月廿八日御目付ヨリ、千石御加増 交代止、是ヨリ常詰成ル 寶永七寅(1710)十月十八日辭	曾根五郎兵衞 能登守 長賢
46	寶永七寅(1710)十月十九日御目付ヨリ、千石御加増 享保十巳(1725)九月廿五日願ニ付御役御免、時服三 被下	久留十左衞門 伊勢守 正清
47	享保十巳(1725)十月十八日御使番ヨリ、是ヨリ御加増 止、御足高御役料ニ成ル 同十一午正月京都え御暇不被下、十七日卒	川勝刑部 廣豐
48	享保十一午(1726)二月三日寄合ヨリ、元御小性 同十四酉十月廿二日御役被召放小普請入	村上東市正 正直
49	享保十四酉(1729)十一月十八日西丸御書院番酒井伯耆 守組與頭ヨリ 元文六酉(1741)正月十一日御持頭	桑山伊兵衞 丹後守 下野守 元武
50	元文六酉(1741)正月十一日御徒頭ヨリ 延享三寅(1746)三月十二日辭	三枝傳藏 伊勢守 守隆
51	延享三寅(1746)四月朔日御小性組水野越中守組與頭 ヨリ 寶暦六子三月朔日小普請奉行	山木五郎左衞門 筑前守 正信
52	寶暦六子四月朔日御小性組大久保豐後守組與頭 ヨリ 明和六丑(1769)六月十七日御持頭	田付又四郎 越後守 筑後守 景林
53	明和六丑(1769)六月十七日西丸御目付ヨリ 同八卯八月八日於京都卒	松平舍人 肥前守 信濃守 康兼
54	明和八卯(1771)九月廿八日小普請組支配ヨリ 安永四未(1775)五月廿一日辭	高力式部 土佐守 長昌
55	安永四未(1775)七月朔日駿府町奉行ヨリ 同五申七月 日辭	永井采女 甲斐守 直該
56	安永五申(1776)七月廿日御腰物奉行ヨリ 天明二寅(1782)十二月十四日貳百俵御加増 寛政三亥(1791)五月三日御先手	水原善次郎 攝津守 保明
57	寛政三亥(1791)五月十一日御目付ヨリ 同九巳九月十九日御持頭	石谷肥前守 清茂
58	寛政九巳(1797)九月十九日西丸御目付ヨリ 享和二戌(1802)八月八日日光奉行	丸毛勘左衞門 長門守 利隆
59	享和二戌(1802)八月廿八日御目付ヨリ 文化八未(1811)閏二月十二日日光奉行	小嶋孫右衞門 安藝守 正苗
60	文化八未(1811)閏二月廿四日西丸御先手ヨリ 同十四巳正月廿日奉書以而仙洞附	渡邊久藏 阿波守 胤
61	文化十四巳(1817?)二月二日御留守居番ヨリ 文政三辰(1820)八月十三日奉書以而京都町奉行	曾我七兵衞 豐後守 助弼
62	文政三辰(1820)九月十日御目付ヨリ 同八酉五月九日辭	森川金右衞門 美濃守 氏昌
63	文政八酉(1825)六月廿八(朔)日御廣敷御用人ヨリ、百俵御 加増貳百俵高被成下 天保二卯(1831)四月十一日奉書以而奈良奉行	梶野土佐守 良材
64	天保二卯(1831)四月廿八日御持頭ヨリ 同三辰六月十七日卒	本目帶刀 讃岐守 正珍
65	天保三辰(1832)七月十七日西丸御目付ヨリ 同四巳十二月廿七日御先手	竹川善兵衞 飛騨守 明直
66	天保四巳(1833)十二月廿七日御使番ヨリ 同十三寅八月廿日西丸新番頭	小笠原兵庫 安藝守 信賢
67	天保十三寅(1842)八月廿四日御簾中樣御用人ヨリ 嘉永二酉(1849)正月廿日奉書以京都町奉行	明樂大隅守 茂正
68	嘉永二酉(1849)二月八日御先手ヨリ 同五子四月廿四日御籏奉行	内藤遠江守 正令
69	嘉永五子(1852)五月九日御目付ヨリ 安政二卯(1855)五月七日於京都卒	長谷川甚兵衞 肥前守 清福
70	安政二卯(1855)五月廿二日下田奉行ヨリ 同五午四月六日於京都卒	都筑駿河守 峯重
71	安政五午(1858)五月廿日駿府町奉行ヨリ 同六未二月廿六日奉書以京都町奉行	大久保右近將監 伊勢守 忠寛
72	安政六未(1859)三月九日小普請組支配ヨリ 萬延元申(1860)十二月和宮樣御下向御用掛リ被仰付 文久元酉(1861)十一月十一日神奈川奉行	阿部兵庫 越前守 正外
73	文久元酉(1861)十一月十六日御目付ヨリ 慶應三卯(1867)正月 日御役御免、勤仕並寄合	松平次郎兵衞 伊賀守 若狹守 清秀
74	慶應二寅(1866)十一月四日外國奉行ヨリ 同年十二月八日辭	星野備中守 千之
75	慶應三卯(1867)正月 日御目付ヨリ 同年十二月九日御作事奉行	大久保筑後守 忠恒

#	任免	姓名
76	慶應元丑(1865)十一月七日御使番ヨリ、從是三人役 同三卯 月 日御役御免、勤仕並寄合	牧修理 相摸守 〔義道〕
77	慶應三卯(1867)十月朔日御勘定奉行並ヨリ、御勘定奉 行格 同年十二月九日御勘定奉行並	星野豐後守 成美