御膳奉行

#	任免	姓名
1	寛永十八巳(1641)八月十二日竹千代樣御抱守	内藤仁左衞門
2	右同時同斷	大久保喜六郎
3	慶安元子(1648)三月晦日小十人頭え	横田甚五郎
4	寛永十一戌(1634)年二丸御留守居え	大木才兵衞
5	右同斷	水野善兵衞
6	右同斷	西山八兵衞

此以後中闕可有之
萬治二亥ノ 二ハ當御役勤トアリ

#	任免	姓名
7	慶安三寅(1650)十二月十五日御徒頭え	戸田五郎右衞門
8	同四卯十一月廿六日西丸御裏御門番之頭え	同 三宅小左衞門
9	承應二巳(1653)十一月廿九日院附え	同 深津彌七郎
10		同 小林長五郎
11		同 酒井作兵衞
12	明曆二申(1656)七月廿六日西丸御裏御門番之頭	菅沼三五郎
13		天野六左衞門
14	萬治二子(1659?)年二月朔日御徒頭え	大久保彦兵衞
15	后徳松樣え被爲附	戸田七内
16	大御番松平外記組ヨリ	匂坂清左衞門
17	寛文三卯(1663)九月四日西丸御裏御門番之頭え	永井左兵衞
18	萬治三子(1660)四月十五日二丸御留守居え	松平市郎左衞門
19	大御番上野阿波守組ヨリ 寛文九酉(1669)七月四日二丸御留守居	杉浦彌一郎
20	大御番ヨリ 同五巳八月廿五日二丸御留守居	丸茂三郎左衞門
21	大御番ヨリ 萬治二亥(1659)二月十五日二丸御留守居	久留善兵衞
22	同二亥二月廿一日御小性組板倉市正組ヨリ 寛文八申(1668)八月廿一日小十人組	松平彦兵衞
23	右同時御書院番中根日向守組ヨリ 萬治三子(1660)三月廿三日御小納戸	本多金右衞門
24	萬治三子(1660)四月廿八日御書院番三枝能登守組ヨリ 延寶元丑(1673)二月十三日小十人頭	三嶋清左衞門
25	右同時御書院番酒井飛騨守組ヨリ 萬治三子(1660) 月 卒	三宅藤三郎
26	同三子十二月廿五日新御番ヨリ 寛文八申(1668)六月八日辭	松平八郎左衞門
27	寛文四辰(1664)四月十六日御書院番ヨリ 貞享元子(1684)五月十九日辭	横山甚右衞門
28	寛文五巳(1665)十月四日ヨリ 貞享二丑(1685)十二月十二日御裏門切手番頭	鵜殿甚左衞門
29	寛文八申(1668)六月廿七日御小性組大久保佐渡守組ヨリ 延寶九酉(1681)九月二日辭	坪内杢之助
30	寛文八申(1668)八月廿九日御書院番植村土佐守組ヨリ 延寶九酉(1681)三月廿八日辭	伊奈彦右衞門
31	寛文九酉(1669)七月廿三日御小性組ヨリ 延寶六午(1678)	野々山彌兵衞
32	延寶元丑(1673) 月 日ヨリ 天和元酉(1681)四月二日桐之間	西尾左大夫
33	延寶六午(1678)三月六日御書院番町野壹岐守組ヨリ 同九酉九月二日辭	天野六郎右衞門
34	延寶八申(1680)六月廿九日西丸ヨリ被召連 元祿二巳(1689)十月十一日辭	山本九左衞門
35	天和二戌(1682)七月六日御書院番本多備前守組ヨリ 元祿四未(1691)九月廿五日御小納戸	安藤五郎兵衞
36	右同時新御番神尾市左衞門組ヨリ 天和三亥(1683)閏五月十八日辭	飯河清右衞門
37	貞享元子(1684)三月廿三日御書院番水野長門守組ヨリ 同二丑十一月廿日桐之間御番	榊原左平太
38	右同時新御番松平右近將監組ヨリ 元祿三午(1690)六月晦日辭	内藤甚助
39	右同時新御番大久保伊豫守組ヨリ 貞享二丑(1685)十二月廿一日御役不相應ニ付歸番	中川惣左衞門
40	貞享二丑(1685)十二月十一日御小性組ヨリ 元祿二巳(1689)八月四日桐之間御番	本多平兵衞
41	右同時御書院番中根大隅守組ヨリ 元祿十一寅(1698)六月廿三日小石川御殿番	榊原次郎左衞門
42	元祿二巳(1689)十月十一日御小性組瀧川長門守組ヨリ 同十一寅十一月廿七日御役被召放	大久保與右衞門
43	右同時御小性組小出和泉守組ヨリ 元祿三午(1690)八月十日桐之間御番	筒井平大夫
44	元祿二巳(1689)十月十五日御書院番ヨリ 同六酉二月廿六日桐之間御番	富永彌右衞門
45	元祿三午(1690)六月晦日御書院番青山信濃守組ヨリ 同四未九月廿五日御小納戸	酒依權右衞門
46	元祿四未(1691)十月五日新御番神尾市左衞門組ヨリ 同十二卯五月十三日辭	天野杢左衞門
47	右同時新御番松平右近將監組ヨリ 元祿十五午(1702)六月十一日神田御殿番	山下佐五右衞門
48	右同時新御番大久保伊豫守組ヨリ 元祿十四巳(1701)二月 卒	原田甚五兵衞
49	右同時新御番池田修理組ヨリ 元祿十五午(1702)九月十一日御腰物奉行	永井三郎右衞門
50	右同時新御番武田與左衞門組ヨリ 元祿五申(1692)七月廿八日桐之間御番	長田十右衞門
51	元祿十一寅(1698)七月十一日新御番中根平十郎組ヨリ 同十二卯八月 卒	逸見理左衞門
52	元祿十一寅(1698)十二月三日御小性組秋田淡路守組ヨリ 同十七申正月十五日御納戸頭	松崎善兵衞
53	元祿十二卯(1699)五月十三日新御番水野主水組ヨリ 同年九月十三日御役被召上、小普請入	林半右衞門
54	元祿十二卯(1699)九月十四日御書院番ヨリ 同十四巳 月 日御小納戸	松平求馬
55	元祿十二卯(1699)九月廿六日新御番伊澤吉兵衞組ヨリ 寶永四亥(1707)九月 日卒	石川甚左衞門
56	元祿十四巳(1701)三月廿六日御小性組北條右近大夫組 ヨリ 同年十二月 日卒	鳥居内藏助
57	元祿十四巳(1701)六月九日新御番黒川與兵衞組ヨリ 寶永五子(1708)閏五月廿一日御小納戸	竹尾傳四郎
58	元祿十四巳(1701)十二月廿八日新御番本多市左衞門組 ヨリ 寶永六丑(1709)二月六日歸番	田中傳右衞門
59	元祿十五午(1702)八月九日新御番ヨリ 寶永六丑(1709)二月廿六日歸番	窪田宇右衞門
60	元祿十六未(1703)三月廿八日新御番ヨリ 寶永六丑(1709)二月廿六日歸番	大河原權兵衞
61	元祿十七申(1704)二月十日新御番ヨリ 寶永四亥(1707)八月廿八日二丸御留守居	金田彌左衞門
62	寶永元申(1704)十二月十一日西丸え被仰付 同六丑年ヨリ御本丸え 正德六申(1716)五月十六日小普請入	西丸 宇垣貞右衞門
63	右同斷	同 庵原七兵衞
64	右同斷	同 森川權六郎
65	寶永四亥(1707)十月十九日新御番ヨリ 同六丑二月廿六日歸番	西山太郎兵衞
66	右同時新御番ヨリ 寶永五子(1708)閏五月廿一日御小納戸	太田伊兵衞
67	寶永四亥(1707)十月晦日西丸御納戸ヨリ西丸當役 同五子五月朔日西丸御小納戸	西丸 窪田彌十郎
68	寶永五子(1708)二月九日御書院番ヨリ 同六丑二月廿六日歸番	曲淵與左衞門
69	右同時新御番松平主馬組ヨリ 同六丑二月廿六日歸番	飯田兵十郎
70	寶永五子(1708)六月十五日御納戸ヨリ、西丸當役 同六丑年御本丸え 正德六申(1716)五月十六日小普請入	西丸 天野彌太郎
71	正德六申(1716)六月廿五日紀州ヨリ被召連 享保十六亥(1731)九月十九日田安物頭目付兼	青野庄大夫
72	右同斷 享保九辰(1724)九月廿一日二丸御膳奉行	上野藤次郎
73	享保元申(1716)十月十五日御小性組ヨリ 同四亥九月十五日元方御納戸頭	松平左源治 康春
74	右同時新御番松平主馬組ヨリ 同十四酉九月廿八日西丸御裏門番之頭	大草彌五右衞門
75	享保三戌(1718)十月朔日御腰物方組頭ヨリ 同九辰九月廿一日二丸御膳奉行	佐野次郎太郎
76	右同斷 享保十一午(1726)正月廿八日二丸御留守居	花井彦太郎 定信
77	享保四亥(1719)十一月廿二日御書院番ヨリ 同九辰五月三日御廣敷御用人	原田小兵衞 種盛
78	享保十一午(1726)二月十六日御小性組ヨリ 同十七子五月十九日田安物頭目付兼	小川長左衞門
79	享保十四酉(1729)十月十一日御書院番ヨリ 元文元辰(1736)六月廿八日御廣敷御用人	萩原七郎兵衞
80	享保十六亥(1731)十一月廿九日西丸御書院番ヨリ 同十七子十月朔日御廣敷御用人	榊原七郎右衞門 長矩
81	享保十七子(1732)閏五月廿六日御腰物方ヨリ 同廿一辰三月廿八日元方御納戸頭	逸見八之助 忠榮
82	享保十七子(1732)十一月九日御書物奉行ヨリ 元文三午(1738)三月十五日養仙院樣御用人	松林左兵衞 光隣
83	元文元辰(1736)五月六日御腰物方ヨリ 同二巳四月朔日御腰物奉行	久保甚五左衞門 忠高
84	元文元辰(1736)八月廿一日御書院番ヨリ 延享二丑(1745)九月朔日西丸	設樂三右衞門 忠英
85	元文二巳(1737)四月廿六日御小性組ヨリ 延享四卯(1747)五月廿三日歸番	山田權次郎
86	元文三午(1738)三月朔日御腰物方ヨリ 延享二丑(1745)九月朔日西丸	加藤甚兵衞 正邦〔隣〕
87	延享二丑(1745)九月朔日西丸御膳奉行ヨリ 寛延三午(1750)七月十一日西丸御廣敷御用人	松平源五郎 乘通
88	右同時西丸御膳奉行ヨリ 延享三寅(1746)二月十五日元方御納戸頭	内藤半藏 次岑
89	延享三寅(1746)三月十二日新御番ヨリ 寶暦六子二月六日辭	朝比奈半左衞門
90	延享四卯(1747)六月八日御腰物方ヨリ 寶暦四戌八月十五日御腰物奉行	角南内藏助 國庸
91	寛延三午(1750)八月十日元方御納戸組頭ヨリ 寶暦五亥三月十五日拂方御納戸頭	蜂屋源八郎
92	寶暦四戌九月廿七日御書院番ヨリ 同十辰四月朔日西丸御膳奉行	大草吉左衞門
93	寶暦五亥四月廿六日元方御納戸組頭ヨリ 同九卯閏七月朔日元方御納戸頭	比留與十郎
94	寶暦六子二月廿五日御小性組ヨリ 明和五子(1768)三月八日御船手	小幡市郎左衞門 直政
95	寶暦九卯八月五日元方御納戸組頭ヨリ 同十辰四月朔日西丸御膳奉行	石野平藏 廣通
96	寶暦十辰四月朔日西丸御膳奉行ヨリ 明和二酉(1765)七月 日卒	富永平助
97	右同時西丸御膳奉行ヨリ 寶暦十三未八月十五日西丸御納戸頭	岡野權次郎
98	寶暦十三未八月十六日小普請ヨリ 明和四亥(1767)八月十五日拂方御納戸頭	石野平藏
99	明和二酉(1765)八月廿三日小普請組ヨリ 同五子九月八日御船手	大草吉左衞門
100	明和四亥(1767)九月七日元方御納戸組頭ヨリ 同九辰正月 日卒	神谷伊織 英連
101	明和五子(1768)三月廿九日新御番ヨリ 同六丑十一月九日西丸御膳奉行	郷渡三郎兵衞
102	明和五子(1768)十月十六日拂方御納戸組頭ヨリ 安永五申(1776)七月廿八日御腰物奉行	竹尾喜左衞門
103	明和六丑(1769)十一月九日御小性組ヨリ 安永八亥(1779)四月十六日小普請入、薨御ニ因テ也	西丸 神谷與市郎
104	明和六丑(1769)十一月九日御書院番ヨリ 安永八亥(1779)四月十六日小普請入、薨御ニ因テ也	西丸 松野六郎兵衞
105	明和六丑(1769)十一月廿一日西丸御小性組ヨリ 天明二寅(1782)五月十二日御船手	坂部三十郎 廣恒
106	明和九辰(1772)二月廿五西丸御小性組ヨリ 安永二巳(1773)閏三月廿四日御腰物奉行	遠山權十郎
107	安永二巳(1773)四月十九日寄合ヨリ 同四未六月廿一日拂方御納戸頭	宇田川平七 定國
108	安永四未(1775)六月廿一日西丸御賄頭ヨリ 同五申六月廿二日宮内卿殿御用人	出井十四郎
109	安永五申(1776)七月廿一日大御番ヨリ 天明七未(1787)七月廿六日御勘定吟味役	高尾惣十郎 信禮
110	安永五申(1776)八月廿一日御小性組ヨリ	山木次郎八 勝明
111	天明二寅(1782)六月七日御小性組ヨリ 同四辰七月朔日御船手	上村猪十郎 利吉
112	天明四辰(1784)七月廿二日西丸御書院番ヨリ 寛政元酉(1789)二月廿日元方御納戸頭	宇田川平五郎 定藏
113	天明六午(1786)十一月廿七日西丸ヨリ被召連 寛政九巳(1797)八月五日老衰依願御免、金二枚被下	坂部惣左衞門
114	右同斷 寛政九巳(1797)三月十一日西丸	永井主水
115	右同斷 寛政四子(1792)十二月廿一日御取締久々出精相勤候ニ 付布衣被仰付 同六寅九月十一日御臺樣御廣敷御用人	小笠原久兵衞
116	寛政六寅(1794)閏十一月廿八日御勘定組頭ヨリ 文化四卯(1807)六月廿八日御廣敷御用人	各務傳之丞
117	寛政九巳(1797)九月三日大御番建部内匠頭組御藏奉行 出役ヨリ 享和三亥(1803)七月八日西丸え	永田松次郎
118	寛政十二申(1800)正月廿五日御書院番佐野肥前守組ヨリ 文化八未(1811)閏二月廿八日卒	川勝平左衞門 隆安
119	享和三寅(1803?)七月十二日兩御番格御庭番ヨリ 同四子正月廿八日御勘定吟味役	村垣左太郎 定行
120	文化元子(1804)四月十四日御小性組秋元隼人正組ヨリ 同十二亥十一月廿四日御船手	平岩與次右衞門 親俊
121	文化四卯(1807)七月十九日西丸ヨリ 同十酉正月廿五日御勘定吟味役	勝安兵衞 正朝
122	文化八未(1811)三月十四日御納戸組頭ヨリ 文政三辰(1820)十二月廿四日御船手	黒田小平次 忠盆
123	文化十酉(1813)三月十四日大御番加納大和守組ヨリ 文政四巳(1821)十二月七日卒	小林小膳 正之
124	文化十二亥(1815)十二月二日御庭番ヨリ 文政元寅(1818)五月十二日御簾中樣御用人	梶野平大夫 良材
125	文政元寅(1818)六月十七日御書院番ヨリ 同二卯二月廿五日不相應ニ付元組え歸番	櫻井庄兵衞
126	文政二卯(1819)四月十三日御小性組四番組ヨリ 天保六未(1835)五月廿日西丸御納戸頭	神谷縫殿助
127	文政四巳(1821)二月六日御書物奉行ヨリ 天保七申(1836)十一月七日西丸え御移徙之節可被召連旨 同八酉四月二日西丸え御供	夏目勇次郎
128	文政四巳(1821)十二月廿九日大御番二番組ヨリ 同日同斷	佐野六十郎
129	天保六未(1835)六月廿四日西丸御納戸ヨリ 同日同斷	榊原忠右衞門
130	天保八酉(1837)四月二日西丸ヨリ被召連 同十一子 月 日卒	古坂與七郎
131	天保八酉(1837)四月二日西丸ヨリ被召連 同九戌十一月十五日御臺樣御用人	明樂八五郎 茂正
132	同日同斷 同十三寅三月廿三日來卯四月日光山御宮御參詣 之節御供 嘉永五子(1852)十二月廿二日布衣被仰付、姫君樣御用 人格 安政七申(1860)正月 日卒	鳥居市十郎 八右衞門
133	天保九戌(1838)十二月十六日御小性組齋藤内藏頭組ヨリ 同十三寅三月廿三日來卯四月日光山御宮御參詣 之節御供 安政四巳(1857)閏五月七日布衣被仰付、姫君樣御用人格 文久元丑(1861?) 月 日辭	中野金四郎 又兵衞
134	天保十一子(1840)七月廿四日御書院番朽木周防守組淮 物番ヨリ 同十三寅三月廿三日來卯四月日光山御宮御參詣 之節御供 安政六未(1859)十二月十六日姫君樣御用人格布衣 文久三亥(1863)十一月十一日御上洛御供 元治元子(1864)五月廿五日御役御免、勤仕並寄合、時 服三被下	館野忠四郎
135	嘉永六丑(1853)九月廿七日西丸御膳奉行ヨリ、御移徙 之節被召連旨被仰渡、十月廿一日被召連 文久元酉(1861)三月廿五日老衰ニ付辭、金貳枚被下	早川善左衞門
136	同日同斷 安政二卯(1855)二月 日死	神谷三左衞門
137	同日同斷 文久二戌(1862)十二月廿日出精相勤候ニ付姫君樣御用 人格布衣被仰付 同三亥十一月十一日御上洛御供 元治元子(1864)五月廿五日館野同樣	長谷川民之助 又三郎
138	文久二戌(1862)六月六日御膳奉行次席奥御右筆ヨリ 元治元子(1864)五月廿五日御役御免、勤仕並寄合、時 服三被下	中村又兵衞

御膳奉行被廢止候ニ付一同勤仕並寄合、奥向より
兼帶ニ被仰付候事